|はじめに

本ページでは、Difyを活用した「エンジニアズAI_統合版」の基本仕様、システム構成、技術的制約、運用範囲についてご紹介しております。
また後半では、「Dify」プラットフォーム自体の概要について解説がございます。
導入検討の参考資料としてご活用いただけますと幸いです。

|「エンジニアズAI_統合版」の仕様

基本仕様
  • 公開情報を参照し、AIが自動で問い合わせにご回答
  • 閲覧権限範囲に応じた製品・社内情報検索
  • 検索結果を表や文章、ファイル形式で出力
  • 音声入力に対応

オプション機能選択
  • Slack/Line/TeamsなどのUI拡張
  • Webhook・FastAPIを用いた連携
  • GoogleDrive、Notionなど外部データベース連携

※ 注意事項
AIが参照し適切な回答に用いる情報は、事前に登録かつ整理したデータに限ります。

パッケージ製品のデモ動画

弊社パッケージ製品のデモ動画は、 こちら からご覧いただけます。

|提供条件・技術的制約について

弊社のDifyを用いたシステム提供にあたり、下記のご対応となります。

1:マルチテナント型SaaSのご提供について

各社様ごとに専用のワークスペースを構築するシングルテナント構成を前提としております。
そのため、複数企業が同一環境を共有するマルチテナント型SaaSとしての提供は行っておりません。

※ 安定運用・セキュリティ確保を重視した構成です。

2:Difyロゴおよび著作権情報の削除・変更

Difyは Apache License 2.0 に基づくオープンソースソフトウェアです。
本ライセンスおよび提供条件に基づき、管理画面やアプリケーション上に表示されるDifyロゴ・著作権表記の削除や変更には対応しておりません。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。

参照:https://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0

3:編集権限・運用範囲について

本システムにおける AIアプリの作成・設計・設定(プロンプト、モデル設定等)の編集権限は、安定運用および品質維持の観点から弊社にて管理いたします。そのため、お客様によるAIアプリ設計部分の直接編集には対応しておりません。

一方で、業務で利用する製品情報・FAQ・資料等のナレッジデータについては、お客様にて追加・更新いただく運用が可能です。

※ 編集可能な範囲や運用方法の詳細は、導入時に個別にご説明・取り決めを行います。

|Difyを活用したシステム製品の導入のご紹介

DifyはDocker構成を基本としたセルフホスト運用が可能です。
初期は最小構成で導入し、利用状況に応じてサーバー容量や性能を段階的に拡張いただけます。

※下記の費用一覧は「Difyのコミュニティ版(セルフホスト)」の導入を前提としています。

0|システム構成とデータ容量の目安
【区分】【システム構成例】【データ容量例】
アプリ・ミドルウェア領域(固定)・Dify本体(Docker)
・Web / API / Worker
・Redis / DB / Vector DB
約3〜5GB程度
業務データ・ナレッジ(可変)・PDF/Excel/Word
・社内マニュアル
・FAQ
・製品資料
数百MB〜数GB
ログ・運用データ(可変)・チャットログ
・API通信ログ
・システムログ
月数百MB〜1GB程度

1|初期費用(導入時に発生)
【項目】【内容】【備考】
初期導入費環境構築、アプリ設定、初期データ登録セルフホスト環境の構築含む
アプリ設計業務整理、AI利用範囲の設計スモールスタートがおすすめ
連携設定Slack/LINE/Teams/API連携オプション費用
LINEはWebhook利用量に注意

※ 一度きり(追加開発は別途お見積り)

2_1|月額固定費(セルフホスト前提)
【費用項目】【内容】【備考】
Dify利用料無償(コミュニティ版)プランにより異なります
サーバー費VPS/クラウドなど利用環境により変動
連携UIWeb UI/簡易チャットUISlack・LINE・Teams等の外部連携は別途設定
(API利用量により変動費が発生)
保守・運用費監視、軽微な調整や相談にご対応

2_2|月額変動費(利用量に応じて)
【費用項目】【内容】【増える要因】
LLM利用料OpenAIなどのAPI利用モデル種別・文章量・回数
メッセージ数お問い合わせ・検索回数メッセージ数・イベント数
ベクトルDBデータ量・検索回数資料の追加
API通信費外部連携自動処理増加

|Dify(ディファイ)とは?

ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)を用いたAIアプリケーションを、わかりやすく短時間で開発できるように設計されたオープンソースのプラットフォームです。

ChatGPTとの違い

  • ChatGPT:汎用AI(何でも聞ける)
  • 弊社のDify:業務特化AI(用途限定)

|日本での検索の関心

Google Trendsによる日本のDifyとn8n(比較用)の検索関心の比較では、2024年5月以降「Dify」への関心が高まっていることが確認できます。一方、n8nはDifyに追従して検索関心が高く2025年10月頃には同等でした。

▶ 2024年以降の日本では、ChatGPTの一般化に伴い企業の業務で使うための関心が高まりました。Dify は問い合わせ対応や社内ナレッジ活用など、業務改善の直感的なイメージのしやすさから、AIツールとして検索されたと考えられます。その背景には、日本の企業課題における、「人手不足」「問い合わせ対応」「社内情報の属人化」「DX未着手」などが挙げられます。

※ n8n :業務自動化・システム連携が主用途のため、AIの調査に直結せず、後々Difyに追従する形で延びたと思われます。

参照:Google Trend(Dify vs n8n [期間:2024/1~2025/12])

※ 人気度:指定期間で最も検索された時点を100とした相対指数

|世界での検索の関心

Google Trendsによる世界のDifyとn8n(比較用)の検索関心では、n8nの関心が圧倒的です。

世界的には、API連携や業務自動化を軸とした技術文化の成熟により n8n の検索関心が高いことがわかります。
一方、アジア圏では人手不足や属人業務といった課題から、AIを業務改善に直接活用できるツールとする Dify への検索関心が高まっていると考えられます

※Difyは、米国カリフォルニア州に拠点を持つLangGenius,Inc.(2023年設立)が開発・運営するオープンソースAIプラットフォームです。

参照:Google Trend(Dify vs n8n [期間:2024/1~2025/12])

以上から

「AIを業務で使いたい」「最初の一歩」など、Dify導入を検討・関心を持つアジア圏の企業様が増えています。

|Difyの代表的な3つの特徴

  • ノーコード/ローコードでAIアプリが構築できる

あらかじめ用意されたノード(部品)を直感的に組み合わせるだけで、プログラミングの知識が少なくてもAIを含むアプリケーションの構築ができます。

  • 複数のAIモデルを用途に応じて選択ができる

OpenAI・Anthropic・Gemini などのAIモデルを、用途やコスト、精度に応じて自由に切り替えて利用できます。

  • セキュアな環境での導入・運用が可能

オンプレミス(自社サーバー)やクラウド環境に導入でき、機密情報を安全に管理しながらAIを活用することができます。

|2つのDify使用環境

クラウド版(SaaS)

 比較的短期間での利用開始が可能です。

セルフホスト版(オンプレミス)

 社内サーバーやAWS、Azureなどのクラウド環境で構築。

※ 注意事項
下記に「【ご参考資料】Difyクラウド版の各サービスと料金プラン」「【ご参考資料】DifyのLLMプラットフォームの比較表」がございます。登録情報や動作に必要なメモリ容量など事前情報としてご確認ください。PoCでは簡易構築で検証を行いますが、本番では業務量・セキュリティ・運用体制をを考慮した再設計が必要です。

【ご参考資料】Difyクラウド版の各サービスと料金プラン

Dify公式より一覧表を参照。一覧表としてまとめ直しています。

Sandboxプラン
無料
Professionalプラン
$59/月(月契約)
Teamプラン
$159/月(月契約)
メッセージ
クレジット
200件まで5,000件/月10,000件/月
チームメンバー1人3人 ※a50人 ※a
開発できる
アプリの数
5個50個200個
ベクトル
ストレージ
50MB5GB20GB
APIリクエスト数5,000件/日無制限無制限
AI言語モデル
プロパイダー
OpenAI/Anthropic/Llama2/Azure OpenAI/Hugging Face/ReplicateをサポートOpenAI/Anthropic/Llama2/Azure OpenAI/Hugging Face/ReplicateをサポートOpenAI/Anthropic/Llama2/Azure OpenAI/Hugging Face/Replicateをサポート
ドキュメントの
アップロード上限
505001,000
Webアプリの
ロゴ変更
サポートコミュニティ、ヘルプドキュメントメールメール、チャット(Slack)

※a:

  • 弊社の提供サービスを導入いただく場合、チームメンバーの人数に関わらず、Difyアプリの編集・管理・運用はすべて弊社が担当いたします。
  • お客様には原則、閲覧(アプリ利用、ログ)のみのご利用となります。
  • なお、お客様側でのアプリ編集や作成をご希望される場合、弊社による運営管理の対象外となるため、ご提供アプリに関する本サービスの提供は終了となります。

※クラウド版ご利用の費用(プラン料金、AIモデル使用料)は、お客様負担です。

Dify公式料金表の参照URL:https://dify.ai/jp/pricing

【ご参考資料】DifyのLLMプラットフォームの比較表

Dify公式より一覧表を参照。オンプレミス一覧表としてまとめ直しています。

クラウド版との比較一覧表になります。

クラウド版(Dify Cloud)コミュニティ版 (Community)プレミアム版 (Premium)
awsマーケットプレイス経由
エンタープライズ版
(Enterprise License)
カスタム
利用規模小規模
(1~3人)
〜中規模
(部署利用)
大規模
(全社/ホールディング利用)
目的・PoC(検証)
・部署利用
・簡易なアプリ開発
・業務への取り組み
・内製化したい企業
・セキュリティ要件が高い企業
・Githubコミュニティ
✕:SSO
・優先メールとチャットのサポート
✕:SSO
・生成AIの全社展開 ・複数テナント(SaaS構築)が可能
・ロゴ変更
・SLA(可用性保証)
・優先サポート/専任エンジニア
・大企業向けのセキュリティ機能  
・SSO(ログイン管理)  
・RBAC(操作できる権限の制御)
・プライベートクラウド
・オンプレ構築可能
インフラ管理Dify公式
・サーバ運用
・スケール(負荷対策)
・セキュリティパッチ
・バックアップ
・障害対策
・アップデート
貴社
・環境構築(VPS、クラウド)にインストール
・ネットワーク
・SSL
・サーバー運用
・Docker管理
・セキュリティ対策
・バックアップ
・障害時の復旧
・アップデート
・カスタマイズ自由
・運用、保守は自社責任
・ベクターDBカスタマイズ:自己管理
Dify公式
・AWS、Azureでの運用のみ
・ベクターDBカスタマイズ:自己管理
貴社
・オンプレミス/自社クラウド Dify公式
・プライベートクラウド 分担
・ハイブリット構築
ライセンス料$590~$1590/年無料従量課金制
※ AWS Marketplace経由の
Premium版は、Dify利用料
+AWSインフラ費用が別途発生します
$150,000/年
権限制限あり
・webアプリのロゴ変更可
・webアプリロゴ変更可
・difyロゴ変更不可
・シングルテナント
・webアプリロゴ変更可
・シングルテナント?
・webアプリのロゴ変更可
・difyロゴ変更可(White Label)
・マルチテナント

※弊社ではコストパフォーマンスと拡張性を重視し、Dify「コミュニティ版」での導入支援を行っております。

※Difyライセンス料やインフラ管理費、AIモデル利用料はご利用状況に応じた費用として別途お客様負担として発生いたします。

Dify公式料金表の参照URL:https://dify.ai/jp/pricing

用語説明

SSO(single sign on):一回ログインしたら、社内の全部のシステムが使える仕組み。パスワード管理がしやすい。セキュリティ強化。

例:Microsoft 365、Google Workspace、Azure AD、Okta

RBAC:役割ごとに権限をつけて管理する仕組み。

※Dify日本法人はEnterprise版の利用に注力しています。そのため、サービスパートナー契約を結ぶと、自ずとEnterprise版の契約となります。

|補助金・助成金制度

毎年内容が更新されるため、公表時に随時記述予定です。

・デジタル化・AI導入補助金

・人材開発支援助成金

参照リンク:https://it-shien.smrj.go.jp/

Difyとは?(AIを含めたシステムのご紹介)

弊社が取り扱うDifyについての詳しい説明は、 こちら の紹介ページをご覧ください。

パッケージ製品のデモ動画

弊社パッケージ製品のデモ動画は、 こちら からご覧いただけます。